こんにちは!ryuです。
どうすればやる気は保たれるのか。
まず前提として仕事は自分のわくわくすることや、挑戦したいこと、興味があることをやった方が仕事に対するやる気が出るということを説明しました。
今回のテーマはやる気の維持です。
仕事に対するやる気が出ない人へ。という記事ではその解決策を丁寧に解説していますので、是非そちらも見てくださいね!
さて、表題のテーマでもある「評価」と「対価」。
なかなか興味深い言葉ですね。
人の心は、「評価」と「対価」のバランスがとっても重要なのです。
目次
やる気をコントロールする「評価」と「対価」
やる気を維持するには、この二つの言葉は切っても切り離せません。
まず、この「評価」と「対価」から説明していきます。
仕事における「評価」とは
仕事でのやりがいは「その仕事の内容」、それと「評価」されることにあります。
褒められる行為は言語的報酬とも言われており、自分のやる気を維持する栄養剤になっています。
【褒められる】
【営業成績がいい】
【認められる】
これらはすべて「評価」に含まれるでしょう。
その中でも【褒められる】ことはやる気とモチベーションを維持するどころか、上がる傾向にあることが判明しています。
褒められるということは、自分が自発的に行動した結果、得られる報酬です。
他人からの高評価は「自分は認められた」「優秀だ」という自信に繋がります。
この「優秀な自分」を維持しようと、人はやる気を維持することができるのです。
仕事における「対価」とは
仕事における「対価」は自分の行動に見合う、他者からの報酬です。
主に【お金】がその報酬となるでしょう。
自分が行ったことに対して「対価」が発生する。
これはごく当たり前のことです。
しかし、その「当たり前」のことがやる気を維持できない原因になっています。
おれはやったことに伴った「対価」を貰っているだけだ!!
という認識が強いと、自分のやる気で行動していたはずが、他者から与えられる「対価」(報酬)での行動に切り替わり、やる気とモチベーションが低下する傾向にあるのです。
簡単に言うと、お金を貰っているからやっている。という考えになるということです。
「評価」から「対価」にすり替わるアンダーマイニング効果とは
心理学の言葉でアンダーマイニング効果という言葉があります。
例えば、子供が率先してお風呂掃除をしていたとしましょう。
子供は自分がお風呂掃除が好きでやっていたところ、母親から褒めてもらいました。
子供は言語的報酬(評価)を受けたことで毎日お風呂掃除をするようになります。
母親はそんな子供にお小遣い(物的報酬)をあげました。
母親が定期的にお小遣いをあげることで子供は何のためにお風呂掃除をしているかが分からなくなり、子供はお小遣いを貰わないとお風呂掃除をしないようになりました。
これは「評価」から「対価」にすり替わった典型的な事例です。
やる気を維持するには「評価」と「対価」のバランスが重要
「評価」の特徴と「対価」の特徴を説明しましたが、この二つのバランスが最も重要なのです。
「評価」だけを受けてても生活していけないですし、「対価」を貰うことばかり気にしていたら、やる気は維持できません。
そこで、ぼくが推奨している考え方は第一に「評価」、第二に「対価」の考え方です。
自分の気になることや好きなこと、挑戦したいことを行って、まずは「評価」してもらいます。
その時にこれをやったら褒められるという感覚も決して忘れてはいけません。
この「評価」された時の感覚がやる気の源だからです。
好きなことで、自分が率先して行ったことに対し、あとからお金がついてくる感覚を持てば、「評価」と「対価」のバランスが保たれるはずです。
上の項目で対価意識が強いとやる気が低下すると説明しました。
その事例も決して忘れないでください。
大事なところは「評価」と「対価」のバランスを知り、意識するだけで、「対価」にすり替わりそうな自分を制御することができます。
この仕組みを理解し、是非意識するところから始めてみて下さい。
その理由を説明していきますね!