こんにちは!ryuです。
こころ検定2級出題範囲である、【精神解剖生理学基礎】について書きましたが、
今回は【精神医科学基礎】について書いていきたいと思います。
これも精神解剖生理学基礎と同じく、こころ検定2級出題範囲となっております。
この分野はクライアント様の精神様態が何であるかを把握するノウハウが詰まっています。
しっかり頭に入れればカウンセリングの実践にかなり活きてくる分野なので、とっても重要です。
目次
なぜ、精神医科学基礎の勉強が必要なの?
精神医科学基礎はその名の通り【医科学】、つまり医学の知識を習得することを目的としています。
これはメンタルケア心理士がカウンセリングに携わる上で、医科学的知識が必要となってくるからです。
人の心は性格や環境といった様々な内的要因と外的要因に反応して、人間の人格形成に成長をもたらします。
その過程で、例えば自分の性格と環境が合わなかったり、自分では気づかないうちにストレスを抱えている場合があります。
それをほうっておくと、身体に生理学的症状(身体がだるい、お腹が痛くなる等)を引き起こす場合があります。
カウンセリングに来るクライアント様の中には、身体の不調をうったえる方もいます。
そういった生理学的症状を聞いた上で、その他の要因も含めた見方をするのがクライアント様にとってベストなカウンセリングだと言えるのです。
精神医科学基礎は難しい?
こころ検定2級は精神解剖生理学基礎、精神医科学基礎、カウンセリング基本技法の3つの試験範囲があります。
ぼくが勉強した感覚では、精神医科学基礎はこの中で一番難しかったです。
テキストのページ数はカウンセリング基本技法の倍以上で覚えることも多いです。
中でも精神医科学基礎の薬剤論という項目は薬に詳しくない人にとってはチンプンカンプンにも程があるくらいチンプンカンプンです。。。
そんな精神医科学基礎ですが、2度、3度繰り返しテキストを読むことで内容が少しずつ頭に入るようになりますよ。
精神医科学基礎の内容はカウンセリングに活用できる?
「とは言ってもこんな難しい内容を覚えなくてもカウンセリングできるんじゃない?」
そう思う方もいるでしょう。。。
分かります。できれば難しい内容は避けてカウンセリングできるようになりたいですもんね。
しかし、ここは絶対に避けてはいけない項目なのです。
それはDSMー5精神疾患の診断・統計マニュアルという精神疾患の専門書の内容に沿って、精神疾患やパーソナリティ障害について学べる大切な試験範囲だからです。
「何言ってんだ?」
ってはてなが浮かぶのも無理ありません。笑
しかし、このDSMー5精神疾患の診断・統計マニュアルはメンタルケアの専門的な知識がある人も率先して使う言わばカウンセリングをする上でのマニュアルと言っても過言ではありません。
そのマニュアルに沿ってテキストは作られているので、まさにカウンセリングに直結する内容を学べるのです。
クライアント様が言っている内容を理解し、自分の中で見立てを立てる為にも精神疾患やパーソナリティ障害等の知識は必要不可欠です。
間違いなくカウンセリングの質が上がる試験範囲と言えます。
精神医科学基礎について まとめ
精神医科学基礎は頭に入れる内容も多くはじめの内はチンプンカンプンだと思います。
しかし、ここで学ぶ精神医科学の内容は知っていて損をする内容は一つもないということ。
これはかなり重要なことだと思います。
クライアント様が何について困っていて何を相談したいのか、これを理解するためにも、精神解剖生理学基礎と精神医科学基礎の知識は必要不可欠です。
ざっくりまとめると、精神解剖生理学基礎が身体の不調を理解する内容で、精神医科学基礎は心の不調を理解する内容だと思ってください。
それではまた!