こんにちは!ryuです。
心理学的にいうと言い訳をしている人は言い訳が始まった時点で損をしています。
これは対人関係では見苦しさを与え、何かをなす時には最後の最後で諦めてしまう傾向にあります。
あなたは「言い訳」していませんか?
言い訳をする人の特徴と心理状態を解説していきます。
目次
言い訳する人の特徴と心理状態とは?
言い訳する人の特徴はプライドが高いというところです。
なぜプライドが高くなるのでしょうか?
それは自分の身は自分で守ろうとする強い意志の現れでもあります。
少し分かりにくいですよね。
言い訳する人の心理状態を順序だてで説明します。
【プライドが高い】
↓(掘り下げる)
【傷つきたくないから言い訳をする・反発する・デキるようにみせる】
↓(掘り下げる)
【本当の自分は、「自分に自信がない。」これを隠したい】
↓(掘り下げる)
【本当は不安でいっぱい。人前で弱みをみせれる人はすごいと思う・人前で弱みをみせれる人の気が知れない】
これは人間の一種の防衛反応ともいえるでしょう。
しかし、自分自身の能力に関係のない状況や環境を使いこなすことによって言い訳をする人は、自分自身の為にも成長しないのでやめた方がいいです。
例えば、
「商談の時間が短すぎたので決められなかった」
「お客様の機嫌が悪そうだったので、話を切り出す雰囲気ではなかった」
「提案書をしっかり作る時間がなかったから今回の商談は上手くいかないと思う」(やる前から言い訳をするパターン)
このように自分を守ろうとする言い訳は自分の能力が無いことを素直に受け止めようとしないため、社会人としてなかなか成長しません。
やる前から言い訳をする「セルフ・ハンディキャッピング」とは
「提案書をしっかり作る時間がなかったから今回の商談は上手くいかないと思う」
「あの人とはタイプが合わないから、あっちから避けられたら商談も上手くいかないかもね。」
やる前から言い訳をして、やった後の保険をつくる言い方を心理学では「セルフ・ハンディキャッピング」と言います。
事前に予防線を張ることによって、仮に失敗しても失敗の原因は自分ではないことを主張することができます。
このようなタイプは謙虚なイメージを与えることがありますが、心の根底はプライドが高く、傷つきたくないと思っている人が多いです。
成功と失敗、どちらに転んでも自分のプライドを守ることができます。
しかし、セルフ・ハンディキャッピングの最も悪い特徴は失敗を恐れて自分の保身を第一優先で考えてしまうあまり、チャンスを逃してしまうことがあります。
言い訳しない人と言い訳する人の差は商談時の決定率に響く!
「この商談は絶対に決めてやる!!」
「この商談の前に事前に言い訳したから、もし決まればラッキー」
どちらの方が商談決定率が高いですかね。
お客様には商談時の気持ち次第で、「契約するつもりなかったが、契約してしまった」ということがあります。
言い訳する人には無い【商品+@】の法則
ぼくは根性論が好きではありませんが(むしろ大っ嫌いかもしれない笑)、お客様の決定要因として【商品+@】の法則があります。
【商品+@】の法則はぼくが営業経験を何年もこなした上で作った造語的なものです。
新卒の部下を教育する際に使うのですが、商品だけが決定要因ではないという事です。
ベテラン営業マンよりも、新人営業マンの方が営業成績がいいことがあります。
それはお客様に【商品+@】で誠実さや熱意が伝わり、商品決定されることがあるからです。
言い訳する人はこの【商品+@】の@部分が備わっていません。
@部分を犠牲にする事で保険を手に入れているようなものなのです。
だから決まるはずの商談も、あと少し押せば決まる商談も、ここぞというところで【保険をかけている自分】がチラつき決めきれないのです。
事前に言い訳するということはあと少しのところで、チャンスをモノにすることができないのです。
言い訳をする人との付き合い方
そこで、言い訳をする人とは関わらない、、、。
なんて言わないでください。
先にも書いたようにプライドが高いということは傷つきたくない、自分に自信が持てない人です。
言い訳をする先輩との付き合い方
ぼくはプライドの高い目上の方には「先輩、背中は任せてください!」と言って、商談前にリラックスしてもらいます。
ぼくがそう言うだけでもその場は和みますし、たとえ失敗してしまったとしても、言い訳をすることは少なくなりました。
プライドの高い先輩は生意気な後輩は好きではありません。
しかし、それはあくまでも表の表情です。
心の底は、自分の弱みを見せることはできないと思っているため、距離を取りたがる傾向にあるのです。
こちらまで距離を取ったら関係性は悪化してしまいますので、あえてこちらから距離を縮めにいきましょう。
言い訳をする後輩との付き合い方
言い訳をする後輩には背中を押す言い方が効果的です。
「いくらでも次があるから心配しないでね!」
「大丈夫!!」
このように伝えれば、たとえ失敗したとしても「受け入れてくれる」と、後輩は思います。
背中を押す言い方を心掛けて商談に送り出せば本来の自分が出しやすくなり、良い結果になる可能性も高まります。
若い後輩(~30歳)は柔軟性があるので、背中を押して失敗を経験させることが大切です。
言い訳する人の特徴と仕事での付き合い方 まとめ
言い訳をする人はプライドが高い。しかしそれは自分の弱さや自信の無さを隠す防衛反応。
言い訳をする人としない人では商談時の決定率に差がでる。
言い訳は自分ではない状況や環境のせいにするため、成長しない。
やはりいいことはありませんね。
言い訳しない自分を作るためにも、たまには恥をかくことも大切です。
ちょっとのかすり傷ならかさぶたになり、次第に完治します。
それと同じです。
恥ずかしい思いをしても、次第にどうでもよくなり忘れてしまいます。
是非、可能性ある自分の成長を止めない為にも、言い訳をしない日々を心掛けてみてください。
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